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『ママがいい~~!(号泣)』の謎

初めての習い事。

頑張ってほしい、、、、

 

でも入口についたとたん、『ママがいい~~~!!!(泣)』

となってしまい、どうしたらよいのか、、、。

 

ありますよね。

 

ママに懐いてくれてうれしい反面、どのように自立させたらよいのか、、、。ほかの生徒さんはみんなスタジオで元気に走り回っているのに、、ウチの子はなんでできないのかしら、、、。

 

戸惑ってしまうお気持ちもあるかと思います。

 

まず初めに申しておきましょう。

 

「当たり前の反応ですよ! 全く心配はありません」

 

知らない場所、知らない人、、、

不安になるのは当然です。

普段とは違う環境、知らない人々に対して、

どのように伝えてよいか分からず

戸惑い、『ママがいい~』と泣くという行動に至ったのですね。

 

 

むしろ、スタジオが普段の場所と違うと認識できたこと、

また、お母さん(お父さん・おばあちゃんetc)がいい、といえるまでにお子さんとの信頼関係ができていることに

まずは喜び、一つ成長の階段をのぼったことをお祝いしたいです!

 

 

それでは、お赤飯を炊いてお祝いしたとして、、、

次のステップはどうしたらよいのでしょうか?

 

 

十分に甘やかし、子供の気持ちを尊重してあげる。

 

これが良いですよ。

 

 

ママ(パパ・ババ)がいい~(´;ω;`)

 

となってしまったところに、

 

「ほら、でもバレエの先生もいいよ?」としたところで、、、

、、

ですよね。

 

初対面のバレエの先生はお子さんにとっては全く見ず知らずのモンスターです。

 バレエの先生がママと同じくらいいいはずがありません笑

 

講師としては残念ですが、当たり前ですよね。

今までずっと愛情を向けて育ててきた保護者の方がいいに決まっています。

 

 

まずはお子さんの素直な気持ちを受け止めてあげましょう。

 

「そうだよねママ(パパ・ババ)がいいよね」

 

お子さんの気持ちを十分に尊重し、

甘やかしてあげましょう。

 

 

古くから、日本の教育では

甘やかすことを良しとしてきませんでした。

 

甘やかすと、大きくなっても

そのまま甘えてしまうから、という考えからです。

 

近年そのような考え方は科学的に違うとされています。

甘えられる時期に存分に甘やかしてあげること、

その行為が将来のお子さんの自立を促進するという論文も多く出版されています。

 

十分に甘やかし、個人を尊重すると、

自然と自立していきますよ。

 

「この新しい場所も自分にとって安全な場所なのだな」

と、認識してもらえるまでゆっくり待つことが

 

 大事なのですね。

 

始めの1か月は毎週泣き続けていて何もできず、、

といった生徒さんも、 

1,2か月たつとしっかりお姉さんになって

背筋もシャキーンとレッスンをするようになります。

 

ですから、全く心配はないですよ。

 

 

 

もう一つ気になることがありますね。

 

、、うちの子は特に泣くこともなくはじめからスムーズに習い事に通っているのですが

もしかして私の愛情が足らなかったのでしょうか、、、

 

 

もちろんそんなことはありません。

 

子供は皆さん同じ成長過程を通りますが、

タイミング、スピードはそれぞれ異なります。

 

 気づかないスピードで愛情をいっぱいに受け取り、

次の段階へ成長したのですね。

 

 

これからもそんなお子さんを応援していきたいですね。